台湾と中国の中国語の違いについての紹介

1つ目の繁体字と簡体字の違いについて例をいくつか挙げましょう。

  • 「學校」(台湾) VS 「学校」(中国)
  • 「體育」(台湾) VS 「体育」(中国)
  • 「心臟」(台湾) VS 「心脏」(中国)
  • 「豐富」(台湾) VS 「丰富」(中国)
  • 「墳墓」(台湾) VS 「坟墓」(中国)
  • 「感嘆」(台湾) VS 「感叹」(中国)

上で挙げた例はごく一部の違いでしかありません。繁体字は画数が多くて、難しいように思えますが、全体的に見れば、日本人にとって馴染みやすいのは繁体字に軍配があがるように思えます。簡体字は画数が少ないメリットがありますが、日本の字体になれた人には、書きづらかったり、初見ではどの漢字なのか見当がつかないものもあります。

次に2つ目の発音の違いについて見てみましょう。中国語には声調と呼ばれるイントネーションがありますが、同じ漢字でも台湾と中国でイントネーションが違うものがたくさんあります。

  • 「危險 wéi xiǎn」(台湾) VS 「危险 wēi xiǎn」(中国)
  • 「微軟 wéi ruǎn」(台湾) VS 「微软 wēi ruǎn」(中国) (マイクロソフトの中国語名)
  • 「寂寞 jí mò」(台湾) VS 「寂寞 jìmò」(中国) (寂しいという意味)

他にも「成績」、「法國」、「朝鮮」…etcなど沢山あります。また以下のように声調の違いだけでなく、音字体が異なる単語もあります。

  • 「垃圾 lè sè」(台湾) VS 「垃圾 lā jī」(中国) (ゴミの意味)
  • 「攜帶 xī dài」(台湾) VS 「携带 xié dài」(中国) (なおxié dàiは鞋帶=くつひも と同じ発音)
  • 「暫時 zhàn shí」(台湾) VS 「暂时 zàn shí」(中国) (一時的にという意味)
  • 「深圳 shēn zùn」(台湾) VS 「深圳 shēn zhèn」(中国) (中国の都市名)